Voiceless world ー魂魄白日夢奇譚ー

Voiceless world of the voice to you 声無きものの聲をあなたに。      人の不思議(魄)と白日夢の如き奇譚(魂)の物語

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『春節から春分へ-伝達への願い』 神世水奇譚完伝その7

やっと水奇譚からの布石と完伝にまつわる布石が自分なりに解けました。

春節の日に力水で狭霧殿の依頼が区切りをつげ、
そして春分の日に月櫻が残された依頼を果たすために完伝を再開します。


必要な人にしか、必要でない物語。
けど必要な方々には伝わって欲しい物語。


届いて欲しい
と、長き沈黙をへて目的を新たにし、
今、月櫻が語りし完伝が再出発致します。

*****

完伝は、ある封印された古代神から始まります。
(ダイジェスト***まで読み捨てて可能)

大和の国にある、伝説の初代天皇神武(没日3月11日(旧暦))の陵がある橿原神宮。

そこに古代~戦時の英霊により長き刻を経て封印されていた古代神が、
神武が大和を建国したという建国記念日2月11日(新暦)に日本の国より解き放たれ己の星へと旅だった。


しかし古代神は封印の際になされたと思われる呪により、
四肢頭部を分断され、己の力では再統合出来ないようになっていた。


それ故に帰還の際に古代神は古代大和の地で巫をしていた過去生を持つ、
月櫻の魂の一部をちぎり取っていったと思われた。


自分の霊の損失に気がついた月櫻はそれを奪還。
かの神の復興を願いながらも、月櫻を思ったその星の巫は、
再び引き抜かれぬようにと対処に強力してくれた。


無事帰還し、ほっとしたのもつかの間、謎の呪に体調を崩す。
兄弟子である鬱金殿の働きで、呪の正体に気がつくが、
またしてもそれはかの古代神であった。


星の巫の思いを踏みにじる様な行為に月櫻の怒りは爆発するも、
その星にも存在していた仏界に後を任せる事で一応の収束が見られた。

****

ように思われたのだが・・・
月櫻は見落としていたのだった。


古代神が星に帰るために必要なものがあったことを。
かつて魂に刻まれ転生に共に付いてきたそれは伊勢神宮は土宮に全て返還したと思っていた。
しかしまだ残存していたのだ。



それに気がつくきっかけは、またしても「あの世界」だった。


・・・・・

・・・

・・・



なんでつかあのばけもの?
(つд⊂)ゴシゴシ


意識を飛ばした先で目にしたものは巨大な化け物であった。
あのバケモノは例の古代神とは別口のようなんでつが・・・



地球で似通っているもので例えると、空飛ぶ巨大なまこ。
太い全身からヌメヌメした粘性に包まれ、
口が八つ目鰻の様にギザギザ。


似て非なるのがその巨大さだ。


東○ドーム何個分だろう?
それがものすごいスピードで飛んでくる。


成る程・・・
これを何とかしたくって魔神と知ってもこの星の民はあの古代神を復活させようとしてたのか・・・
(ゴジラ対モスラ?)


そう、月櫻は三度あの世界に来ていた。
どうも、一回足を突っ込んだら一段落するまで抜けられないようである←


さらに今回、月櫻をこっちに引き込んだのは前回古代神の後始末を依頼したこちらの仏界。

復活しないように依頼されたが、
このバケモノが居るかぎり、
民による古代神復活の祈りは途絶えない。

確かに、民の「祈り」という強力な「実現化希望」を
仏界といえども阻むのは難しい。
長期に渡れば、「現実化」するだろう。


じゃ、元凶となる「このバケモノなんとかしてね」
というらしい。



こっちの仏界で何とか出来ないの?
と思うが、「仏」が具現化して直接処置する事は出来ないそうだ。
ま、それは地球でも同じなので仕方ないのだが・・・。


彼らはあくまでも手を貸す存在である。

そして残念ながら仏界を信奉するもので、
手を貸すことでこのバケモノに対応出来る人間は居なかったらしい・・・。



一理あるけど、他の世界の弱肉強食に口を出すのはどうかなー
他に手があるかなー


と悩んでいると、
『向こうがこっち側に干渉してきているんだから、その借りを返すだけです。
蜻蛉、両刀使いで参上❣』


・・・あ、鬱金(うこん)殿の上人格の方、到着しちゃった。


実は月櫻がコッチの世界に来る前に、
極うちわの仲間内のチャットでちょっとこの件で文句嘆きを呟いた処、
夜に鬱金殿が「加勢」を申し出てくれたのであった。


蜻蛉様は美しい4翼をもつ仙界の方である。


登場すると当時に
その周囲に円上の光輪を生成し、其処から無数の火球放出し、
バケモノを直撃した。




それでバケモノの半分が消滅


・・・・


・・・

・・


はっっ!?
自分もやらなあかんがなっっ!(焦って関西弁)


見た目のなまこにふさわしく、消し飛んだ所から早くも再生を始めているバケモノに対し、
蜻蛉様の火炎に自分の竜巻を合わせ焔のトルネード!
ではなく、バケモノ周囲から酸素やハロゲンを巻き上げた。


目指したのは『熱分解』
有機化合物などを酸素やハロゲンなどを存在させずに加熱することによって行われる化学分解である。
バイオマスや廃棄物をより有益な、あるいは危険性の少ない物質へ変換するのにも利用される


要は再生しないように全体を別のものに生成しなおしたということである。


…誤解なきように言うが、これは月櫻が考えたのではなく、
月櫻の上位人格からの入れ知恵である。


その後、別物は蜻蛉様が召喚した眷属(スタッフ)により全部美味しく頂かれました。


・・・・

・・・

・・

・・・さ、帰りましょうか…


蜻蛉様が帰還し、
月櫻がこっちの世界の布団の中に意識を戻したと同時に、
またしても髪のような手が伸び、月櫻に食らいついた。


!?
古代神か!?


こちらに戻る際に生じた次元ルートを利用し、
またしても血余を利用して伸びてきたようであった。


何が、こいつをこうも呼び寄せる?
何がこいつの道標となっているのだ?


流石の月櫻も辟易していた。


その縁を全て返してやる!
二度と此処に来るな!持っていけ!



その瞬間、
月櫻の脇腹が引き裂かれ、血が噴き出るイメージが脳裏に浮かぶ。
そして、その手はすかさずその血らを握りしめ、遠き彼方へと去っていき・・・


二度と現れることはなかったのであった。



これが、月櫻が見落としに気がつくきっかけとなったのであった。



・・・

宇宙(そら)から来た古代の神々が呪縛を脱し、真に故郷に帰還する為にどうしても必要なもの、がある。
それは「星間地図」といい、別の名では「宝珠」とも言われているものである。



『力水-ちからみず』神世水奇譚完伝4の中で
神世水奇譚には3つの目的があったとまとめたが、
今、過ちを訂正する。


水奇譚により、
天津神々と古代神の浄化が始まった。


それと共に、古代神の存在を表明する事で、
僅かな数であるが貴重な読者の心のなかにその存在が認識され、
既の滅亡を逃れた神々も居る


これらが力水で書いた水奇譚の目的だと月櫻は思っていたが、
今回の件で月櫻は一つ大きな布石を見落としていた。



それは水奇譚の中で、月櫻はなにげに書き込んだもの
『彼らが帰れる方法』
である。


それが全て明かされないまま残っていたのであった。


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瑚月 kogetu

Author:瑚月 kogetu
本職>某病院異端リハビリスト。
特技>体を含めものの声を聴く
焼き肉や鍋の時に同僚に重宝される特技でもある)。

東洋系治療と自然農法に興味あり。
『美しく生きる』を考えたい人。

ブログの中の私が体験した白日夢の奇譚は、患者様の特定を防ぐために整体師・耳視師という設定の中で「月櫻(つきお)」さんに小説:白日夢奇譚という形で語って頂いております。
飽くまで本職は病院勤務で整体院は営んでおりません。
ご了承下さい。



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