Voiceless world ー魂魄白日夢奇譚ー

Voiceless world of the voice to you 声無きものの聲をあなたに。      人の不思議(魄)と白日夢の如き奇譚(魂)の物語

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今の君なら -その参-


誓願の解除・返還の願掛けは全部で20日位かかったでしょうか。
その間も、「瑚月さんを都合よく使おう」とする方々が到来する度に
審判をお願いし続けました。


いい忘れたのですが、
瑚月さんは急に怒った訳でもなかったのです。


「袖すり合うも他生の縁」
といいますが、
彼らの殆どは数ある転生の何処かで何かしら関わった縁のある者たちでした。


自分が気がつこうが
意識しようが
逆にこちらが気が付かなっくっても
何時出会ったか忘れていても



有由有縁


やはり、この世界では縁があるものしか出会わないのです。




彼らの中には、何度も何度も同じような事をしたものが居ました。
その全ては思い出せて居ませんでしたが、
瑚月さんは、怒りにもまれながらも、自分の絶望の底を覗こうと努力しているうちに、
そういう想いを水底に見つけたのでした。



「99999999999回許されたから、
また今回も許されるだろう。」



その度に「今度」を信じて許したのでしょう。
この世に変わらないものは無いと心から信じていますから…。


もし変わらないなら、
変えられないというのなら、


この世に生まれた意味は何処に有るというのでしょう。
可能性という宝は、紛れも無くこの星の至宝の一つであるのですから。



そうやって、彼らは瑚月さんの無数の過去生の中で関わってきたのでしょう。



もう、タイムリミットが来るようです。


99999999999回許されたから、
また今回も許されるだろう。


それは
もう
終わりでした。


たった1回の過ちで、
裁きを受けさせられた訳ではないのでした。



そう、考えるようになってしまった方々に、
そう考えるようにさせてしまった一人として、
瑚月さんは責任を取る必然性があったのです。




結局は、自分で撒いた種でした。


日本の国に山積みになっている問題も、
それを変えられない多くの政治家や官僚を
選んできたのは確かに私達であり、
私達自身が「知る」ことを忘れ、
「任せていた」事にあります。


ただ、決して誤解しては行けないのは
だから、我慢しろとか、しょうが無い、
自分も同罪だ…
となるのは、ちょっと違うと思うのです。


こういう例えを見たことがあります。


確かに自分で選んだかもしれない。
しかし自分で選んだ飲食店で、
食べれないものを出されたり、
食中毒になったら、
「私が選んだ店だから、私の責任だわ」と思うでしょうかと。


それは違うでしょう。


お金を払う価値の無いものに対してや、
騙そうとされたものには、
間違いをただし、
自分を守るために主張するでしょう。
怒るでしょう。


正しい怒りは、相手の道を正すきっかけになります。


次を信じる事も
変わることを信じる事も
とても大切でした。


裏切らない友として、
信頼できる母の様な存在として
包み込み背中を押して上げることも、また正しいことです。


しかし、


背筋を正すような父の様な怒りも又、
人が成長するには必要だったのだと・・・


怒れなかった瑚月さんは
思いっきり自分が苦しむことで
やっと怒ることが出来たのでした。



****


誓願解除は仏界の然るべき方法で行われました。
その間、毎日瑚月さんも祈りました。


祈る度に、どんどん体から何か抜けていくような気がしました。
そして満願の日が来ました。


全て解除できたか分かりませんが
なんとなく解除できたような気がしていました。

・・・

・・・


どうやら「声」を聞ける耳は残りました。


つい先日、「オプション返還」をしてから初めて患者様の体にくっついて痛みを生じていたも存在と話をし、
然るべき存在に浄化を頼みました。
その結果、週一回の治療ですが4週間かけて改善できなかった患者様の痛みが消えました。

・・・

・・・

あんまり変わってないようです←



しかし、
心の傷は変わりませんでした。
傍から見れば、馬鹿な事極まりないのですが、
感じていた暖かさや伝わってくる言葉や繋がりを切り
恋を諦める痛手は正直やっぱり辛いものでした。


ただ幸いだったのは、
視野が狭くなっていたことに気が付きました。


盲信は、
考えることを相手に委託してしまうという危険性を認識しました。
信頼と盲信は、違います。


それでは、先に述べた「怒れなかった」瑚月さんが、
手痛い眼に散々あって何も学習しなかった事になります。


また繰り返していることになります。



お馬鹿です。
瑚月さんもきっと、何処かで99999999999回、許してもらっている事があるのでしょう。


・・・


・・・


怖っ←



****

という訳で(え?


瑚月さんには更に痛手が加わりました。



瑚月さんには将来やりたかった目標がありました。



例えば、まだ残存している精霊や神々を感じてもらったり、
奈良の奥地の良さを感じてもらいたいと思って計画していた、
依頼主個人にあった奈良の神々や精霊と話す旅=プライベートなら
などです。


けど、もう、アクセスする気にはなりませんでした。
友人と共にお寺に行く機会はありますが、
もうアクセスはしません。


する気になれないのです。



同様に他にあった将来の夢も霧散しました。



瑚月さんは声を聞く力は残りましたし、
浄化を委託する力も残りました。
しかし、将来の夢と希望を無くしました。



それは、無くしたくないものでした。
それは、無くすことを予想だにしてないものでした。


ここ迄無くすとは思ってなかった。
ここ迄無くされるとはひどすぎる。


魂が泣くほどの恋だけなく、
ささやかな夢も希望すらも取り上げられるとは・・・


何を柱に将来を見つめて行けばいいのだろうと、
その虚無感に呆然としました。


勿論、文句を言いました。
再び不満いっぱいです。


これも、それなりの期間を費やしました。
しかし、ある事がきっかけで、ふと思い直したのです。


「今を見ろ」ということではないかと思ったのです。
夢よりも何よりも
「まず、今を見ろ」と、至極当たり前の事を言われているのではないかと思ったのです。


あと、もう一つ思ったことがありました。



自分の希望を現実化するためには
自分が希望する状態をなるべく細かく紙に書いたり、
表現したりすることがよい

と、スピリチュアルでは言われます。
正論です。

が・・・



もしかしたら、
自分が希望している事が、
逆に自分の幸せな将来の足かせになっているかもしれない。



自分の狭い見識で立ち上げた「将来」が
実は「幸せ」に繋がらないのかもしれない
と、思ったのでした。


自由度が必要。
なるべく大きな枠組みが必要なのではないか
そう思ったのでした。


その可能性に気がついた時に、
ある言葉が浮かんできました。


「予想がつかないような幸せな生活になるよ」


なら、そう願おうと思いました。
そうしていくと全部0になった喪失感がホンの少しずつ…本当に少しずつですが、
軽くなっていきました。


その 肆に続く



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Comment

ご無沙汰してます 

このタイミングでコメントして良いのか悩みますが…大変な二年間だったのにblogupしていただいていて、ありがとうございました。

何て言葉を繋げれば良いのかもわかりませんが、多分、歴史に名を残すような人たちはイメージして目標設定して、という人が多かったのかな?と思いますが、夢等描く暇なくその時やらなければならないこと無心にやって来た名もなき幸せな英雄はたくさんいるのではないかな?と思っています。

例えるなら、山に上ろうって考えたこともなかったけど、立ち止まって振り返ったら、通ってきた獣道がいっぱしの道になって村ができてたよ!みたいな感じ(笑)

瑚月(兎月)さんが今までも選んできた、これからも選んでいくであろう日々が遠くない未来、貴女に笑みをもたらす種になることを心の底から祈ってます。

Re: なつさん 

ありがとうございます。

いわゆる「お役」をする事を希望されたり、
喜びを感じる方も多いと思います(私も最初はそうでした)
そういう方々に「こんな事もあるんだよ」という、ほんの一例になればと思いUPしました。

神様に腹を立てるブロガーは多くはないと思います(苦笑。

道を選ばない
進まない道を選択する事も可能でしたが、
結局苦しくっても前に進んできました。私も笑顔いっぱいの自分の幸福を信じます。
  • posted by 瑚月 kogetu 
  • URL 
  • 2014.11/23 23:00分 
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瑚月 kogetu

Author:瑚月 kogetu
本職>某病院異端リハビリスト。
特技>体を含めものの声を聴く
焼き肉や鍋の時に同僚に重宝される特技でもある)。

東洋系治療と自然農法に興味あり。
『美しく生きる』を考えたい人。

ブログの中の私が体験した白日夢の奇譚は、患者様の特定を防ぐために整体師・耳視師という設定の中で「月櫻(つきお)」さんに小説:白日夢奇譚という形で語って頂いております。
飽くまで本職は病院勤務で整体院は営んでおりません。
ご了承下さい。



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