Voiceless world ー魂魄白日夢奇譚ー

Voiceless world of the voice to you 声無きものの聲をあなたに。      人の不思議(魄)と白日夢の如き奇譚(魂)の物語

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今の君なら -その弐-

ブログでは書きかけて筆が止まってしまっている白日夢奇譚(小説)。
私が体感した(見えた妄想)を元に書いています(というか書こうとしています)

ネタバレを先にしてしまうことになりますのですがすみません
(なので先を読まれる方はネタバレ覚悟でお願い致します)

そして「その弐」から気が付かれた方。
「その壱」からお読みいただけたら幸いでございまする。

****

今ブログで書きかけて長い間止まってしまっている小説-白日夢奇譚-
で書こうとしている続きですが、
瑚月さんは、その後も散々、神界に使われます。


今までも「もう、浄化仕事は卒業します」と何度も宣言していてもそうではあったのですが、
今回は強引さが半端無く、ひと味も、ふた味も違いました。
実質的な損害や、心のダメージの方遥かに大きかったのです。

・・・

・・・

瑚月さんは恋をしていました。
現実的には無謀で報われることのない恋でしたし当然れっきとした片思いです。


幻想だと何度も忘れようとした瑚月さんに、
絶妙なタイミングでその人との過去生や白日夢や、
現実での偶然の一致を体感させて気持ちを引きずりました。

神霊界はそれを利用して、瑚月さんの「浄化仕事はもう卒業させて頂きました」という意思は無視して、
散々仕事をさせたのです。


その要求は過激さをまし、
瑚月さんだけではなく、周囲にも被害が及びかねないものになりました。


瑚月さんはとうとう、神々に怒りました。


神々には位があります。
下位の神々は非常に人間臭いので時に独善的と言える思考で行動します。


瑚月さんがさらに腹が立ったのは、
その下位の神々に対して、瑚月さんが行動にうつしたとき、
その系列の上級神が「彼らを処理してもらったほうが助かる」と、
見て見ぬふりをしていた事に気がついたことでした。

自分の手を汚さず、
厄介なものを処理する。
さらに、それらが「勝手に」瑚月さんにさせた仕事の成果はありがたく頂く。
万々歳。


誤解を避けるために加えるなら、
そう考えているのは上位神といえどもまだ「感情」が残っているレベルですので、
いい所中級神ですが…。

(瑚月さんの勝手ランキングでは神霊界なら神位25層以上が「個人的感情を超えた存在」に近いレベル)


とにかく、瑚月さんがどんなに報われぬ思いや体の負担に、
悲しさや、苦しさを感じていたかなど、
彼らにとっては何の問題でもなかったのです。

「やれるものがやればいい」
「強者の利益の為に弱者の犠牲は致し方ない」
「能力があるのに仕事を放棄するとは人でなしである」
「仕事に慣れてないものより、仕事に慣れているモノのほうが効率がいいだろう」

後半の考えは
一見、もっともらしく見えます。



それは「彼らが、今まで見て見ぬふりをしてきたから」であり、
「自分の土地の為に動いてくれる人々を生み出し、慈しみ、育成することをせず」
「いつか、何とかなるだろう」の「今はまだ大丈夫だから」のなーなーの日和見をしていたからである。


何百年、何十年、その土地で放置していたからこその問題なのではないか?
と瑚月さんは思ったのです。

その神々の行動原理は、正に現日本が抱える多くの問題への
官僚や古い政治家の対応や処置と同じ考え方のように感じました。



こんな思考体が「神」として覆っているのなら、
そういう政治が変わることはない


神霊界の神々は根本的には「元人間」です。
つまり、大きな部族の長が神格を得て成り立っています。


言い換えれば、ご先祖様なのです。
今の政治家や、官僚制度を守るご先祖の神々も多々居られるのです。



瑚月さんは怒りを通り越して、
呆れ果て
今まで愛してきた見えない存在に心底絶望しました。
ええ、本当に本当に絶望しました。

-コンナモノノタメニ チキュウソウセイキカラ チキュウガワ(ニンゲンガワ)ニタッテ クロウシツヅケテキタノカ-


自分が非常に愚かにみえました。
人という魂を愛しているから最終的に人を憎めないのだね・・・と思っていた心は打ち砕かれました。
あんなに自分が怒れるのかと自分でも思うほどに、怒りました。


そして見えない世界との全ての接触を切りました。
なにの声も聞かなくなりました。
話しかけてくるもの全てを拒否しました。
そして、問答無用の反撃に出たのです。




それは、アクセスできる「最上位」(神、仏とかの所属を超えた所)に審判を依頼し、
その行いと心にあった然るべき次元へ「御鞍替え」を依頼したのです。


例え、瑚月に対して非道な事をしても、
それが宇宙的にOkなら、そのままか、上位へ。
品位を損なう事であるなら下位の別次元へ。

そして、もし下位の別次元に御鞍替えしたものが居て
そのポストが空いたなら、今まで冷遇されていたものや、新神を起用する・・・
瑚月は瑚月が関与する次元の中で、
日本を変える準備をしてやろうと反撃に出たのでした。
(白日夢のことですので、突っ込まないで下さい・・・)



毎日
毎日
毎日
怒りと悲しみと絶望は尽きる事がなく
もう心から笑えないのではないかと思うほどの日々でした。


そうこうしているうちに、
過去生の時に立てた誓願(修験道に入っていた時など)にも自分が縛られている事も、
今の境遇に立たなければ行けない理由の一つで有ることがわかりました。


過去生の中で交わした「契約書」は全て解除していたつもりでしたが
(一時スピリチュアル界でこの「解約」が流行りましたですね。今もかな?)、
「誓願」はそれと違っているという事を初めて知りました。


◆「契約書」(いわゆる「悪魔」とか「魔物」「精霊」など中間層~アンダーグランドに存在するものと交わすもの)と
◆「誓願」(神、仏などアッパーグラウンドに存在するものと交わすもの)

冷静に考えれば、明確に違うのですがね(苦笑。


そこで、誓願の解除に動き出しました。
それは又、いわば「神通力」という様な、
誓願と同時に寄与された神からのオプションを全て手放す事も示唆していました。


今、使っている能力のどれが自分が元々もつもので、
どれがオプションなのかなど、もちろん分かりません。


全部がオプションであるかもしれません。
その時は0です。


けど、瑚月さんは逆に、それも本望だと思いました。


モノの声が聞こえなくなっても
ヒーリングが出来なくなっても
浄化が出来なくなっても
オーラを見たりリーディングが出来なくなっても
過去生からついて来てくれた式神達とも
妖怪達とも
神部とも
魔物とも



全部別れていいと思いました。


身、一つでこの世界に来たのなら、
我が身一つになって去る


上等だと思いました。


リハビリ仕事で今までのように治療出来なくなってしまうかもしれないが、
瑚月さんだって、無駄に十数年間リハビリに打ち込んできた訳ではなく、
腕一本と経験で培った技術や感は瑚月さん自身のものです。


それに・・・


今の生が終わったら
長い長い地球での生活を終えて、宇宙(そら)に旅立つという意識が数年前からずっとありました。


長い過去生を通してやることを全部やった、
委託された任務を全てやり終えたからこそ、
「浄化仕事の卒業宣言」をしたのもありました。



瑚月さんが恋をしたお相手は
瑚月さんの根底の根底にある一番古い過去生を共にした人でした。


その世界はもう消滅し、この宇宙の何処にもない世界でした。
いえ、この宇宙ですらなく、別の宇宙でした。


かつてその宇宙の破滅時にこちらに移ってこれた魂は、
もしかしたら数人もしくは最悪2人しか居ないかもしれません。

(少なくとも瑚月さんが思い出した記憶ではその人と二人だけだったのですが。
因みにその世界では雌雄は別れてなく、個々は完全体でした。)


過去生の記憶が今生での感情を動かしてしまう事は多々あります。


しかも、過去生の記憶というものは上の世界の都合上で書き換えられたり、
加えられたり・・・、あるいは他人の記憶を共有して自分の記憶と認識してしまうなど
実はあやふやな面が多々あります。


だから、全てをリセットしようと決心した時、
この生を終えて旅立つ時に見えた「自分の姿」のイメージ(白日夢)である宇宙に羽ばたく2羽の焔の鳥が・・・


自分1羽になっても構わないと思いました。
所詮、自分だけの中の白日夢です。


死んだ後に次の世界に綺麗に旅立つには、
全ての繋がりを切っていかないと行けないとのだろうと…納得したのです。



そして、
誓願を解除しました。


ボロボロと涙を流しながら、
感じているこの暖かさも、
全て全て幻想なのだと、
その恋心にもぎゅっと蓋をしたのでした。



その参に続く
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Comment

お久しぶりです 

瑚月さん、こんにちは。
いつもブログやツイッターを拝見しています。

何と言うか……言葉を失ってしまいます。
人の心や恋心を利用するなんて……。

人ですら、そんなことをすれば冷ややかな目で見られる対象なのに、
下級とは言え、神と呼ばれる域の存在がそんなことするなんて…。
瑚月さんのこと、ギュウッと抱きしめることしか出来ません。涙が出てきます。もう。

わたし自身も10年くらい前に、人間は今生で終わりにするんだー!と思い、
ひいこら言いながら何とか生きています。
ぐしゃぐしゃしてた友人関係も全部断ち切ってしまいました。
最近、ようやく友人と言えるのかなー?という人がちらほら。

瑚月さんとはお会いしたことがありませんが、
勝手に友人のような気持ちで応援しております。
  • posted by ルンルン 
  • URL 
  • 2014.11/19 13:48分 
  • [Edit]
  • [Res]

Re: ルンルンさん 

ありがとうございます。

実は今回の事で大事な友人関係にも手を出されました。
離れていく親友に凄く心を痛めました・・・。
(今は少し復活しつつ有ります)

友人と言える人がちらほら>

知り合いは沢山作れるけど友人、って簡単なようで実は作るのは難しいですよね。
しかも整理した上でちらほら出来てらっしゃるとは、万歳です!!

暖かい言葉をありがとうございます!
  • posted by 瑚月 kogetu 
  • URL 
  • 2014.11/23 22:56分 
  • [Edit]
  • [Res]

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瑚月 kogetu

Author:瑚月 kogetu
本職>某病院異端リハビリスト。
特技>体を含めものの声を聴く
焼き肉や鍋の時に同僚に重宝される特技でもある)。

東洋系治療と自然農法に興味あり。
『美しく生きる』を考えたい人。

ブログの中の私が体験した白日夢の奇譚は、患者様の特定を防ぐために整体師・耳視師という設定の中で「月櫻(つきお)」さんに小説:白日夢奇譚という形で語って頂いております。
飽くまで本職は病院勤務で整体院は営んでおりません。
ご了承下さい。



お手紙は こちら か、一番上のメールフォームからお願い致しますw。

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