Voiceless world ー魂魄白日夢奇譚ー

Voiceless world of the voice to you 声無きものの聲をあなたに。      人の不思議(魄)と白日夢の如き奇譚(魂)の物語

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プロローグ:祖谷の時軸(TOKIJIKU)~日ノ本神霊紀行その壱

ソラが広い…



第一印象はそれであった。


徳島県の山奥。
平家の落人が隠れ住んだという祖谷。


観光で有名な、
大歩危小歩危・かずら橋よりもさらに車で1時間余。


山々の谷間を縫うように通る細い車道。
日本三大秘境と呼ばれる祖谷(IYA)。
山と山で囲まれたソラは視野的には狭いはずなのに目に映るそれは染みこむように「広かった」。


何処までも広く広く
そして吸い込まれるような青であった。


***

11月1日から11月3日まで徳島県の東祖谷で「マチトソラ芸術祭」のボランティアをした。
1日は下準備の日。


前日夜遅くに近くの市で宿泊。
フロントで「1時間半位かかりますかね」と言われ、
集合時間に遅れてはと早めに出発した。


9時半集合予定の場所に9時に着いてしまう。
流石に誰も居ないのは納得。


軽くジョギングをして時間を潰すことにする。
この時は余裕。


9時20分近く。
誰も来ない。
フトよぎる不安。


9時25分頃。
かなり不安←。
何度も送られてきた予定表で場所と時間を確認する。


やっと車が一台入ってきた。
ハレルヤーーーー。


その後ポチポチと人が集まり、
総勢6人全員が揃ったのは確か9時50分頃だったろうか。


この時、沸き起こるデジャブ感。
この時間感覚。


あれだ
あれ、
去年石垣で十二分に体験したあれですよね!?。


なんくるないさ~な「沖縄時間」ですよね!?。



第一に遭遇したOさんは、関西で働いて市役所の町おこし隊にUターンした好青年だが、
尋ねてみたら、案の定「徳島時間」というのが徳島にはあるらしい。


沖縄時間に非常に似ており、
「会う約束の時間位に用意を初める」くらいの時間感覚らしい。


実際、過ごしてみると1日の時の流れもゆっくりしている印象である。



奈良にも実は「奈良時間」がある。
しかし、これは性質が違っていて「本人たちはのんびりそんなに時間が経っていないように思うが、
実際にはあっという間に時間が過ぎている」というもので、例えるなら「浦島太郎時間」←。


両者の違いは結構大きい。


切り替えていかないとなー、と思うと同時にワクワクしてくる。
「奈良」や「亀岡」や「滋賀」など実際の距離よりも「心理的距離」が遠い場所は、
古い結界がまだ動いている場合がある。


そして、石垣で経験した感じから言うと、
「なんくるないさ時間」の文化がある地域には「古い神霊が住民と生きている」確率が高い、
という印象があったからだ。



昔は時計なんかもない。
「日が暮れたら集まろう」とか、
「日が一番高くなったら休もう」とか、
境界線のない日や月といった大らかな自然を時の軸として生活をしていたわけである。



自然と共に生きる民とは、
神も共に生きている。


八重山諸島や沖縄位しか知らなかった私は、
この出会いに驚くとともにワクワクして堪らなくなった、という訳である。



子泣き爺も徳島出身だしなー、
と、フト横を見ると…



うわ!?。
なんか大きくなっているし!?。




何時もは肩に乗るサイズなのだが、
今はゲゲゲの鬼太郎放映サイズ。
(3歳児~4歳児サイズ)


生まれた土地の気を得る、というのは凄いことなんだなー。
体にいいんだ。
と、納得している間に、あ、どっか行っちゃっいました。
地元だから何かとあるんでしょうね(笑。


***

さて事前に渡された資料によると
私の担当地域は龍宮崖コテージと駐車場になる小学校のグランド整備。



楽しみにしていた古民家を改装した「なこち」や「晴耕」「雨読」、そして心がどうしても惹かれ今回の参加に踏み切らせた「篪庵(ちいおり)」には行けなさそうである。


祖谷の空気を吸うだけで我慢かなぁと思ったら、
「下見」に会場の1つである落合地域の「なこち」「晴耕」「雨読」「三所神社」のそれぞれの会場に、他のスタッフさん方と一緒にいける事になった。
篪庵も予定に入っていた。


うわーうわー、超らっきーーーーー。
うわーうわーワクワクします!。


「●さんも楽しんでくださいー」と、主催者の篪庵トラストの稲盛さん。
雰囲気から「楽しむ」という言葉に対する姿勢がやっぱり「沖縄・八重山」とよく似ている。
出身は関東の方らしいが、祖谷に移住しているだけあって時間軸は祖谷時間でした。
(あ、けど仕事はすごく出来る方でした!)


「仕事」とか「役割」とか「時間」とかに如何に普段自分が無意識に縛られているか、
それをやわらく自覚させてくれたと感謝です。



稲盛さん運転のバンに乗って出発。




今回、私は救護係としてボランティアに参加。
瑚月のコの字もおくびに出さず、
いちリハビリストとして3日間、素敵な方々に助けて頂きながら過ごしました。


日本三大秘境と云われる祖谷(IYA)。


その裏で、誰にも話さず瑚月がこっそり体験した「見えない神霊紀行」
宜しければこれから数話、楽しんで下さいませ。


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瑚月 kogetu

Author:瑚月 kogetu
本職>某病院異端リハビリスト。
特技>体を含めものの声を聴く
焼き肉や鍋の時に同僚に重宝される特技でもある)。

東洋系治療と自然農法に興味あり。
『美しく生きる』を考えたい人。

ブログの中の私が体験した白日夢の奇譚は、患者様の特定を防ぐために整体師・耳視師という設定の中で「月櫻(つきお)」さんに小説:白日夢奇譚という形で語って頂いております。
飽くまで本職は病院勤務で整体院は営んでおりません。
ご了承下さい。



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