Voiceless world ー魂魄白日夢奇譚ー

Voiceless world of the voice to you 声無きものの聲をあなたに。      人の不思議(魄)と白日夢の如き奇譚(魂)の物語

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薫染の場~亀岡:烟河(けぶりかわ)

昨日の記事「薫染の場」の最後で、
-皆様も、「何故か行ってみたい場所」があれば、是非行ってみて下さい。-


と言っておきながら、
実は私には行きたいのに行けない場所がありました。


京都府亀岡です。


今年9月初めに友人と訪れたのですが、
その山々の滋養が急に思い出され…
ここ数日、行きたいという思いが溢れてきました。



なんでそんなに行きたいか?と言うと、
多分今わたくし今JDで、
腎経がお疲れ様なんだと思います←。
(男性読者さま御免なさい)



この前訪れて、最近確信したのですが、
亀岡の山々と水と温泉は「腎経」に良いようなのです。





***


東洋医学で言う「腎」は(他の臓器もですが)、
西洋医学の腎の働きと異なることが多いです。


髪は血から作られると言い、腎の系列に入ります。
その他に生殖器、耳、
そして以前パニック障害でも少し触れましたが
「恐れ」という感情すらも腎が出すホルモンにつながっています。


腎がしっかりしている人は長生きで健康だと言われてます。


確かに、病院でリハビリされている90代の方でも、
とてもその歳に見えない方が何人か居られるのですが、
そういう方は皆様、一様に黒い髪が結構残って居られます。

そして、驚くことにそういう方は、
目も耳も、認知機能も比較的しっかりされており、
一人暮らしをされていたり、
現役で家事手伝いをされていたりするのです。

きっと、血液を作り出す脾臓と共に、
腎が丈夫なんだな…と、その方々のリハビリをさせて頂く度に実感致しています。


逆に、腎の力が衰える「腎虚」は「老化」の症状を呈しますが、
問題は中年や若い方にも増えてきている…ということでしょうか…。


腎経は肺経と協力して夏の暑い時期に「自家製クーラー」として、
身体の熱をコントロールしてくれます。

最近の猛暑で酷使される腎。





通常は腎の疲れがどっと出る時期ですが、
今期は少し違います。


自己ケアもですが、
どうも亀岡で薫染してきたのが今も効いているらしいのです。


その証拠に一緒に行った友人も、
そして私もですが、
旅行以来、髪のパサツキがぐっと改善し、まだ保っているのです。


***


亀岡市>


京都駅から電車で30分。
位置関係から言うと、近鉄電車に乗った奈良市への道行きと同じような乗車時間です。


そして、先のブログでも書いたように
奈良のように実際の距離よりも遥かに「心理的距離」が遠い場所の1つでもあります。


京都観光の絡みで言うと、
嵯峨トロッコ電車の終点であり、保津川下りのスタート地点でもありますが、
観光客には少し馴染みの薄い印象の市です。


が…、


実は、そんな場所にジョン・レノンやハリウッドスターが宿泊に来ているのです。
ジョン・レノン――丹波に流れた転機の時間


この前はそういう話題に強い友人が亀岡を旅行先に押してきたのですが、
泊まりたがってた「すみや亀峰庵」は流石に無理(きっと、この代わりに靴買ったのね、私)。


代わりに私が選んだ宿泊先は「烟河」(けぶりかわ) でした。


烟河の名の「烟り(けぶり)」はカマドから立ち上る煙の事を指す万葉からの言葉だそうです。


その土地の山々から立ち上る蒸気がカマドの煙に似ている事、
それが無数にあり「豊かな土地」を象徴してる事。


そして実際、作物が豊富に採れた事などなど…、
確か万葉集の頃の唄に読まれている事からだったように思います。



宿泊した朝、
誰も居ない露天風呂から山々を見た時、
目を見開いてしましました。


こそには無数に立上ぼる「けぶり」。



万葉の歌のままの姿に感動…。
(前日雨だったこともあるのでしょう)



奈良の山々とは違う、
強いて言えば「母」の様な山々。



その全ての山々から立ち上る烟りは、
大地から立ち上がる「モヤ」の様でも「霧」の用でもなく…。
本当に木々の間から立ち上っている「煙」の様。


ただ烟るだけでなく…。
そこに「滋養」を感じます。


「慈しみ」「育てる」「生み出す為の準備をする」土地。
という印象を強く感じました。


こんな景色は、
なかなか無いと思います。



亀岡の歴史は、
実は京都よりも古いかもしれません。


亀岡には「出雲大神宮」という「出雲大社の分社」とされている神社がありますが、
そこの立て札には「皇祖以前より崇められていた云々」という言葉が記されています。


皇祖=天皇家=天津神よりも古い。
と、断言しているわけです。


もとより、出雲は「国津神」、
天津神よりも前にその土地に根ざしていた古代神達の代名詞にもなっています。



出雲大神宮の神山を見た時、
奈良の葛城山を思い出しました。



パワーがあります。
納得です。


「心理的距離」があるのも、
奈良の様に古き土地がもつ、
「選んで通す」選択機構がまだ少しだけ働いているのかもしせません。



そして、選択機構が働いているということは、
まだ土地の生きており、気が残っていると思うのです。


亀岡の選択機構は「慈しむものを受け入れる」ように思います。


育てる、
始める、
回復する、


よそ者でも、それが必要な者は招き入れる。
…そんな気もします。



今思うと、絶好の「薫染場所」だったのですね。
(ブログ:薫染-くんせん-の場 参照)



癒される場所を探して、京都を回ったジョン・レノンが、
この地に宿泊を決めたがわかる気がしました。


しかし、
いわゆる「遊びを提供してくれる至れりつくせりさ」は何もない土地です。
逆に自身で感じる事に目覚めさなさいよ…と呼びかけてきます。


そういう意味では「大人な時間を過ごす場所」と言えます。
逆に自分で感じることが鈍くなってしまった方には退屈で辛い場所になるかもしれません。


小さいながらも直営の農園覗き、
周囲を軽く散歩。

のんびり出来るお部屋は、
ぐっすりと寝れました。
(実はよく寝れるホテルって少ないのです)


そして、宿泊当時、
何よりも「凄い!」って思ったのが、
直営農園や地元の農家さんの野菜を使った石窯ダイニングの食事(特に朝食)。


「本当に心をこめている」
「あー、身体が元気になるー」
とヒシヒシと感じました。


朝食のアジの干物なんて、
絶対地元で採れたものではないのですが…(海ないしw)、
なんというか…。


ここで干したの?って言うような、
「滋養」が薫染されているのです。



お店の方も地元の方でしょうか、
ご年配の方が多いのですが、それ故に落ち着いて、礼儀正しく…、


まるで和風女性版「リストランテ・パラディーゾ」。


は冗談としても、
土地の食材に土地の人が醸しだす調和といいますか、
安心して和める雰囲気でした。


温泉は、
普通の浴場に、露天風呂とシンプルな作りですが、
温泉さんからも『この湯は腎経にいい』と聞きました。


といっても、私自身がその効果にちゃんと気がついたはつい最近←。
身体さんの方が先に気がついて欲して居たんですね…。



亀岡の烟る山や、
黄金色の田んぼや土地に浸りたいな…。





けど行けないのです。
何故なら山ババ必須の「薫染の場」が無いからです。



ただフラフラとドライブしたい訳でなく、
山を歩きたい訳でもない。
といって、そうそう宿泊も出来ません。



フェブリルのように、
山を身近に感じてゆっくりと時間を過ごせるカフェやお店も見当たりませぬ。
(や、多分あるんだと思いますが、雑誌やネットで見つからないのです)


****


昨日の朝、用事で出かけた先が、
途中まで亀岡に向かう時の道でした。


一昨日の冥加効果がまだ残っているのか、
木々が綺麗…。


山が綺麗。
ふと思い出す亀岡の烟る山。


あー、
このまま行きたい。
けど場所ないし…。


と、用事が終わって泣く泣くUターン。


Uターン先に見える生駒山。


うう、生駒山、
今日はやけに優しいじゃないですか。
麒麟さん、今日はすごく上機嫌でいい顔してる。



やさしいよう。
ほんとツンデレなんね、生駒山と麒麟さん。






そう思っていたら、
夜に天からの采配?が参りました。


腎経が悪く、
時々フォローしていた大事な友人が居ます。
その友人からメールがあり…。


亀岡の話をした所、急遽、今度の日曜日に亀岡:烟河に行くことになりました。
(実は温泉+ランチバイキング 2,000円って超お得な人気コースがあるのです。)








この流れ、
やっぱり亀岡の薫染が必要なのかなと思いました。


選択機構が働く土地に、
おいで、と言って頂いているのです。


有難いお話ですね。



温泉に浸かり、
地の物を頂き、
ゆっくり薫染させて頂きましょう。


凄い贅沢。


行きか帰りに、心の滋養も兼ねて、
また出雲大神宮やお宮にも行きたいです。



あの梅は、今度は語ってくれるでしょうか。

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Comment

Re: 薫染の場~亀岡:烟河(けぶりかわ) 

はじめまして、思い切って初コメントさせていただきます。
ねむ だりあ と申します、よろしくお願いします。
先日から過去ログを辿りつつ、学んだりあれやこれやと確認したりさせていただいています。
内観の為にとても助かっています、ありがとうございます。

薫染、きれいな響きのことばですね。
まるでお水がしみこんでくるような、心地よい印象のことばだなぁと思います。

私に霊感や特殊なセンサーがあるかどうかはわかりませんが、その土地に包まれて力をお分けいただく感覚はなんとなくわかる気がします。
時には、この土地には拒否されてるのかな・・・と思うこともありますが。

今月始めに行った江ノ島が私にとっては薫染の土地だったのではと、今日の記事を拝見してそう思いました。
近々、弁天様の所にお礼を申し上げに行こうかな。
(その前に生活態度を改めなければ怒られてしまいそうな気もしますが;;;)




  • posted by ねむ だりあ 
  • URL 
  • 2013.09/26 19:57分 
  • [Edit]
  • [Res]

Re: ねむ だりあさん 

お初コメントありがとうございますw。

>感覚はなんとなくわかる気がします

今のねむ だりあさんにとって薫染の場が見つかってよかったですねw。


直感は信じてあげればあげるほど、
自分の為に動いてくれるようになります。

その「直感」を大事にしてみてくださいw。
  • posted by 瑚月 kogetu 
  • URL 
  • 2013.09/26 20:56分 
  • [Edit]
  • [Res]

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瑚月 kogetu

Author:瑚月 kogetu
本職>某病院異端リハビリスト。
特技>体を含めものの声を聴く
焼き肉や鍋の時に同僚に重宝される特技でもある)。

東洋系治療と自然農法に興味あり。
『美しく生きる』を考えたい人。

ブログの中の私が体験した白日夢の奇譚は、患者様の特定を防ぐために整体師・耳視師という設定の中で「月櫻(つきお)」さんに小説:白日夢奇譚という形で語って頂いております。
飽くまで本職は病院勤務で整体院は営んでおりません。
ご了承下さい。



お手紙は こちら か、一番上のメールフォームからお願い致しますw。

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