Voiceless world ー魂魄白日夢奇譚ー

Voiceless world of the voice to you 声無きものの聲をあなたに。      人の不思議(魄)と白日夢の如き奇譚(魂)の物語

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空間~ささやかな自分磨き その3

あ、今回は自惚れ話なのでスミマセヌ。



先日長谷寺に宿泊した時に、
ひょんな事で知った木工職人さんのお店を訪れました。


薄い吉野杉が和紙代わりの行灯など、
お店の中には色々な行灯がありました。


これまで行灯が欲しくてネットで色々探しながらも、
上の人に「NO」と言われて手に入れられなかったのですが、
そこのお店で、とてもとてもお手頃価格&OKの出る行灯を見つけることが出来ました。


***

余談ですが、うちの上の人の「購入」に関する目はかなり厳しく、
「コストパフォーマンス」と「似合うか」から始まり、
どうも大きな買い物は将来的な方向まで見て判断しているようです。


以前、軽自動車を買うか、壊れかけた原付きを買い替えようか悩んでいたら「無駄になるから辞めろ」と言われ←、
その後1年しない内に親戚から普通車(その時点で13万キロ走ってましたが)が来ました。

***


熱意のある方は、

医療系でも
職人さんでも、
店員さんでも、

お話をするとすぐに分かりますですね。
そしていい仕事をするのです。


今、この行灯がもうすごくお気に入り。


木の部分の形が工夫されていて、
白い系の壁にとても素敵な光と影が映るのです。


賃貸の和室がそこだけ旅館な雰囲気。
お布団派な私は、夜寝る時に行灯をつけると、もう幸せでそのままず~と見ていたいなと思うのです。
心の健康値、すごいアップです。


「…誰か泊めたい」と思ってしまいます(笑。



さて、行灯を買った時に、実は話の流れからオーナーの大楯さんにお願いしたものがありました。


私の借りているお部屋はLDのリビングの方が和室と部屋続きになっています。


「空間」が好きな私はいつも部屋の間の引き戸を開け、
座った場所から和室が見えることで「広さ」を感じるようにしていました。
(もともと本棚とか、衣装棚は押入れに隠してしまう「家具は最低限表に出さないタイプ」←)



そんな和室の話をオーナーの大楯さんとお話をする内に、
私のその小さい和室(6畳)に置き床を作る方向になりました。



が、


なにせしがない病院勤め←。



恐る恐る、「OL価格でお願い致します」という図々しい申し出に、
「頑張りますよ」とのお返事。



◆厚い板だと見応えがあるけど高価になる。
◆薄くても一枚板だとこれまた高くなるから、
同じような色の板を合わせましょう。
◆薄い板でも木の肌を斜めに見せることで奥行きと「厚み」を感じることが出来る。

◆壁に沿うように置くと部屋が狭くなるので、コーナーに置けるように作る。
けど角家具のようにぴっちりすると、奥行きが無駄になるから、
長い直角三角形を作るようにしましょう。


などなど、
色々な提案をして下さり、小一時間程、楽しい時間を過ごしました。



「木材が見つかるまでどれくらい時間がかかるかわからないですが」というお言葉に、
ご縁がある木が見つかるまで待ちますwとお話していたのですが、
それから10日もしない内に木が見つかり…。

作るのに10日はかかりますという連絡だったのに、
4日位で仕上げて下さいました。
逆に中々取りに行けずにご迷惑をかける次第。


そして昨日やっと受け取りに行き、
今日、お掃除した和室に置きました。



見てびっくり。
薄いですが「ひのき」です!!!。
木の肌を上手につかってすごく存在感があります。
床からの高さもばっちり。


けどそのままでは「床の間」として寂しいので、
僅かな鴨居とカーテンレールを利用して、上から半帯を垂らしました。
(はるか昔百貨店で買った、ちょっといい浴衣用の帯)

半帯は内と外とで同色系ですけど濃淡が違うので少しですが「奥行き」が出ます。
半帯と合わせて置床の上の花器をおき…



いつも座っているLDの場所から視る置床の目線の間に、
和室用に飾っていた、つる性観葉植物を置きます。

そして、
畳の上に、小さいイラン製のテーブルクロスを置きました。


おお?、目線の3点固定。
(物を固定するのに3つの点で抑えると固定がしっかり出来るのです。)


上から流れる半帯は、ちょっと滝か岩壁なら、
床から少し上がっている置床は川べり

畳の上の流れる緑の蔓たちが小さい小さい森のよう。


そして、
ちょっとアクセントに異国風のテーブルクロス。
なにげに目線の重心が、徐々に降りてくる構造。


自分で言うのもなんですが、
会心の出来←。



うううううう、
幸せーーーーーー。
もう置床がしっかりと我が家に馴染んでいます。
心の栄養120%補給。


さて、OL価格でお願いしていたのですが、
お金ないのがお分かりになったのか…。

大楯さん、最初お願いしていた予算の半分ちょっとで作ってくださいました。
一枚だしたらお釣りが来ちゃいます。

「それでいいですよ」とおっしゃって下さいましたが、
お品から感じる熱意や「板」を探して下さったお時間を思うと、
申し訳なく。


僅かなものですが、最初のご予算の2/3を受け取って頂きました。



で、



その後、
またまたひょんな事から、今度は「神棚もどき」を作って頂くことに…←。




瑚月サン、
大きなものは安易に処分出来ませんし、
ずっと使いたい方。


なので先に書いたように、コスパ&気に入ったもの、又はOKが出るものが来るまで購入しません。
(この前大掃除の話を書きましたが、掃除機も電子レンジもコタツテーブルも、もう20年近く使ってますし、
洗濯機も17年位使ってます。皆元気ですw)


それゆえ、現在の神棚代わりは「横にしたカラーボックス」の背板を所々抜いて、
壁の白さを利用した…まぁ、いわば「間に合わせ」←。
(このカラボも20年もの)


これもすごく気になっていて、
古民具やアジアン家具など、ずっと探していましたが、
お話している内に大楯さんに「置床」に合わせた神棚を作って頂くことになりました。

***

二枚のひのき板を使い、
空間を感じるために「棚」ではなく、
背板2枚と自然木一本で支えましょう。

大きい方の背板は、
桟に和紙で障子のようにして板を隠し、
もう1つの方は竹の簾を付けて、
隠しましょう。

***

大楯さんの発想から出てくる「神様の新しい場所」は、
本当に素敵でした。



今座っている場所からは、
置床の風景が綺麗に見えます。



だから、


今度は、反対側に座った時に、
守って下さっている神様方が綺麗に見えたら嬉しいなと。



価格は例のごとく「OL価格」で←。
(けど、今までネットで見ていた家具の価格よりは遥かに遥かにお安いのです)

こうやって、思いがけず、新しい作品をお願いして、また「OL価格で」とお願いする事になった時に、
ある本のこんな一節が浮かびました。




それは伝説的なあるビジネスマンとイタリアの業者との会話でした。

~十まで値段を値切らせてもらいました。しかしそれでは儲けが少なくって気分よくお帰りにはなれないでしょう。十一にしましょう。
そうすれば私の為に一生懸命になってくれるでしょう。

相手は喜んでイタリアに帰りました~



最初はもう1つ作る気がなかったので、
けっして駆け引きで料金を多めに払ったわけではないのですが、

言い値に対して、
ほんの僅かでも、
その方への感謝の気持ちや、
努力や、
仕事への熱意に対する価値に対価を払うことで、


人はとても嬉しい気持ちになるのではないかなと…。
そして、それによって力を十二分に発揮出来る場合があるのではないかと。
そう思ったのでした。


多く支払った事により、お財布は多少痛みましたが、
結果的に、何か見えないものを頂いたような気がしました。


神棚の出来がとても楽しみになったのです。



大楯さんは初老の方で、
奥様もすごく気さくな方。



帰りがけ、奥様からおみやげ頂いてしましました(笑。
ほんといいご夫婦です。


ギャラリー/初瀬蔵:633-0112 奈良県桜井市初瀬880 

追伸>

この話を読んで、
おいおい、この前、物を一杯処分したのに、また購入?可怪しくない?と、
思われる方もいらっしゃると思います…。


先のブログ記事に書いたように、思い切って多くの物を整理したことで、
今の生活がどうなったかと言うと、
当然ながらモノが少なくなりました。


少なくなるとどうなるか。


不思議な事に「不便ではなくなる」のですね…。
それで良いなと満足するのです。


行灯は心の為にどうしても欲しかったので別ですが、
「物欲」が減ってきたように思います。


残っているものは、
好きなものばかりです。


「満足をした」必要な最低限の物の中で暮らす事に、
逆に「自由を感じる」ようになってきました。


シンプルになればなるほど、
楽しめるようになってきましたし、
残っているものが大切になってきました。


この感覚はとても不思議ですが、
とても心地よいのです。


けど、
前回処理上に行った時の心の痛さは覚えているので、
不要な物は買わないと誓いました。


心の痛みがあってこその、
「忘れられない戒め」なのであれば、
これからずっと生きていく上で、
犠牲になってくれたあの方々はとても大きな事を教えてくれたのだと、
心から感謝するのです。


なので、
買い足すものは、本当に考えて買い足すものあり、


行灯以外は、神棚のように、この先ずっと使っていく為のものと交換…か、
より物を少なくして空間を増やしたり、楽しんだりするためのアイテムになると思います。


加えて、
どうも、長く使うからこそ、
人の心のこもった物を使いたいと思うになってきたようです。


職人さんの真心と熱意がこもったものは、
お値段もこもっておりますので、
そうそう買えるものではございませんが、


例えば、傘一本でも…1つ1つ…、
少数精鋭で、長くずっと慈しんで使えるものと、
巡り合いの時を待ちつつ、少しづつ交換していけたと思っています。


そういう物を使わせて頂くことに、
扱いが優しくなったり、
物が私の「先生になる」ように思うのです。



そんな瑚月サンの一ヶ月の電気代、
今年は熱中症になったため、クーラー毎日(猛暑の時は朝まで)つけて電気代3,000円ちょっと。


友人に言わせると意外にシンプルに生きているようです。
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Comment

素敵そうですね! 

ちょっとお邪魔したくなるような気分になりました(笑)

私もこのところ処分続きでして、
…なかなか思いきれないのですが、
書店での立ち読みが功を奏して(?)
ヨボヨボな下着とか(爆笑)
親から着ないからあげると言って渡されたんだけど着ない服、
などなど、ごめんなさいごめんなさいと言いながら、
頑張ってます。

残念ながら、自分の気に入った家具を買い換える・買い足すまではできないのですが、
少しずつ、1人暮らし時の様にシンプルに、
少数精鋭な物に囲まれた暮らしを目指して行こうと思います。

あぁ、押入れの中みたくなってきました。
でもこれからご飯支度します。もう少し頑張ろう自分。

ちょっとヤル気出ました。ありがとうございました。
  • posted by リュウ 
  • URL 
  • 2013.09/08 15:50分 
  • [Edit]
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Re: 空間~ささやかな自分磨き その3 

こんばんは♪ 瑚月さん♪

素敵な生活しておられるわ♪ 時間を大切にしていらっしゃる
のが、よく解ります♪ 素敵です♪

電気代が3000円ちょっとなんて凄すぎますよ!!!

羨ましい!! おしっ!! 私も頑張ります!!

って、すっかり涼しくなりましたよね~~^^

一つ、質問させて下さい。。

私も断舎離やってますが、なかなか高額商品を粗大ゴミに出す勇気がありません。。

高価な美顔器10年眠ってる なぜか2台も・・・・

そんなお金があったなら、もっと考えて使うべきだったと 
今頃反省しております・・・

これ、どうしたらいいと思います?? 
もらってくれる人もいないんです・・・・・
  • posted by バンビ 
  • URL 
  • 2013.09/08 20:52分 
  • [Edit]
  • [Res]

 

素晴らしいですねー☆
職人さんの魂の込められたものは、長く使えるものですからね。職人さんの手仕事、私も大好きです。御値段も素晴らしいので眺める方が多いですが(笑)
自分にとって不要なものを手放せば、必要なものがやってくるんですよね♪
読んでいるだけで幸せな気分になりました。

私も断捨離中で、捨てるのが勿体ない!と思って服を売りに行ったのですが…、まだ着れそうなもの、全く使ってない新品のものを母と3袋ぐらい持って行きましたが、なんと300円にしかなりませんでした!
片付けの魔法のこんまり先生曰く、捨てるという行為に伴う罪悪感が余計なものを増やさないと決意させるらしいですが、やっぱり使って貰えてお金になったら嬉しいなーと思っちゃったんですよね。
この後、母と私は不要なものは捨てよう!と決心しました(笑)
ちゃんと感謝してきちんと向き合って捨てるのが大事っていうのと、本当に必要なものだけ買うって事を教えてくれた気がします。
私も瑚月さんの様に、必要なものだけ、自分のお気に入りだけに囲まれた生活目指して頑張ります!
  • posted by 銀河 
  • URL 
  • 2013.09/08 22:06分 
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プロフィール

瑚月 kogetu

Author:瑚月 kogetu
本職>某病院異端リハビリスト。
特技>体を含めものの声を聴く
焼き肉や鍋の時に同僚に重宝される特技でもある)。

東洋系治療と自然農法に興味あり。
『美しく生きる』を考えたい人。

ブログの中の私が体験した白日夢の奇譚は、患者様の特定を防ぐために整体師・耳視師という設定の中で「月櫻(つきお)」さんに小説:白日夢奇譚という形で語って頂いております。
飽くまで本職は病院勤務で整体院は営んでおりません。
ご了承下さい。



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